SwitchBot人感センサーPro徹底レビュー|通常モデルとの比較で分かった「圧倒的な差」

※本記事は広告を含みます

 

スマートホーム導入の第一歩として「人感センサー」の活用を検討している方、多いのではないでしょうか。

SwitchBotの人感センサーは、シンプルながら照明やエアコンの自動化に欠かせないデバイスです。でも、購入を前に立ちはだかる壁があります——「Proと通常モデルの違いがよくわからない」「高いPro版を買う価値があるのか」という迷いです。

特に「人がいなくなったら消灯する」という自動化を組みたい時、「動かないと消える」というウワサは、正直なところ不安ですよね。座ってデスクワークをしていて、急に部屋が真っ暗になったら困ります。

実は私も、通常モデルを使っていて「座ったまま作業していたら急に真っ暗になった」という経験を何度もしていました。

この記事では、Proと通常モデルを両方購入し、同じ環境・同じ条件下で実際に比較検証した結果をお伝えします。結論から言うと、実機で比較した結果、基本的にはPro一択という答えにたどり着きました。その理由を、検証結果とあわせて紹介します。

 
 

この記事はこんな方におすすめです。

  • SwitchBot人感センサーの導入を検討していて、Proと通常モデルどちらを選べばいいか迷っている方
  • 人感センサーを導入したいが、動かないことでライトが消えるのではないかと心配な方
  • 誤検知のストレスなく人感センサーを使いたい方
この記事を読むと得られること
  • Proと通常モデルの決定的な違いがわかる
  • 実機比較でわかった、座りっぱなしでも消えない理由がわかる
  • 自分の環境にはPro・通常モデルどちらが向いているかがわかる

それでは本編に参ります。


この記事でわかること・筆者について

この記事では、以下の3点が具体的にわかります。

  1. Proと通常モデルの決定的な違い——ミリ波レーダーと従来型センサーの差
  2. 座りっぱなしで動きがなくてもちゃんと検知してくれるのか——実機検証結果
  3. なぜ基本的にはProがおすすめなのか——実機比較で見えた結論と、それでも通常モデルで十分なケース

執筆者の背景として、本業ではDX推進関連の業務に携わっており、スマートホームデバイスについては1次情報(実際の購入・使用・検証)に基づいた発信をしています。決してカタログスペックの寄せ集めではなく「実際に動かしてみた結果」をお届けするのが、このブログの基本スタンスです。

では、さっそく両モデルの違いを見ていきましょう。


Proと通常モデルの決定的な違いは「滞在検知」

両者の大きな違いは、搭載されているセンサーの種類にあります。

通常モデルは PIR(赤外線)+ 光センサーという2種類のセンサー構成です。これに対してPro版は、これら2つに加えて60GHzのミリ波レーダーを搭載しています。

この「ミリ波レーダー」というのが、実は滞在検知のカギになります。

項目通常モデルPro
センサー構成PIR + 光センサーミリ波レーダー + PIR + 光センサー
動体検知最大9m最大8m
検知からトリガー起動までの速さ約3秒(反応にムラあり)約2秒
静止検知できない呼吸・心拍レベルの微動を検知
誤検知対策基本的AI環境学習で高度
検知範囲水平110°/垂直55°水平120°/垂直範囲拡大

ミリ波レーダーは「人の呼吸や心拍といった微小な動き」まで検知できる技術です。つまり、座ったままじっとしていても、あなたが「そこにいる」ことを検知し続ける——これがPro版の最大のウリです。

しかも検知そのもののスピードも段違いです。実際に計測すると、反応するまでの時間が通常モデルに比べてProは1秒程度早くなっていました。この差は「滞在検知」以上に日常のあらゆる場面で体感しやすいポイントです。

ただし、スペックだけでは「本当に実用的なのか」は判断しづらいもの。だからこそ、次のセクションで実機での検証結果をお見せします。

SwitchBot 人感センサー(Pro)

SwitchBot 人感センサー(通常モデル)


【検証1】座りっぱなしでも消えない?滞在検知を実機で試した

では、実際のシーン——デスクワークのような「動きが少ない状態」でセンサーはどう動くのか。検証してみました。

(引用:公式サイト

通常モデルの場合:

座ったまま、キーボード入力や細かい手元作業をしている間(つまり、体の大きな動きがない状態)、室内にいてもセンサーが反応せず、設定した消灯時間を迎えると部屋の照明が消えてしまうという現象が起きます。

センサーライトのトイレでライトが消えて真っ暗になってしまう。あの経験と近い状態です

この状態は、デスクワークが多い人にとって致命的です。毎回センサーの前で手を振ったり、わざと動いたりしなければ照明が戻らない——スマートホームの利便性が台無しになります。

人がいなくなったら自動で消灯する設定(動体未検出を1分など)にするのだが、人がいるのにトリガーが起動することがしばしば

Pro版の場合:

同じシーン(座ったまま手元作業)で試すと、照明はつけたままの状態を維持します。微動を検知し続けるので、わざわざ動きを作る必要がありません。

Proの設定画面。ミリ波レーダーによって確実に人の存在を把握してくれる。

実際の生活では、こうした「細かい動きが少ない時間帯」が思っているより多いもの。読書をしている時、オンライン会議に参加している時、集中して考え事をしている時——どれも、通常モデルでは照明が消えてしまう可能性があります。

ちなみに、Proが登場する前は「座っていても消灯しない」ようにするために、開閉センサーなどを組み合わせて在室・不在を判定する裏技を使うしかありませんでした。

Proがあれば、こうした複雑な組み合わせを用意しなくても、これ1つで同じことが実現できます。センサーを増やす手間も、設定の複雑さも減らせるのは、地味に大きなメリットです。アプリでの設定手順そのものは通常モデルと変わらないので、複雑な組み合わせが不要になった分、むしろ導入のハードルは下がっています。

「20秒以上人の検知がない時に消灯する」設定にして人感センサーProをデスクに置いて1週間使ってみましたが、勝手に消えるような事象はゼロでした


【検証2】エアコンの風・カーテンの揺れは誤検知せず|差が出たのは初期設定のしやすさ

人感センサーの不安としてよく挙がるのが、誤検知です。

エアコンの風が当たってカーテンが揺れた時、ペットが部屋を横切った時、あるいは単なる風で物が動いた時——こうした「人間の動きではない」モノの動きに反応して、誤ってセンサーが作動してしまうのではないか、という心配です。

調べてみたところ、

通常モデルの場合:PIRセンサーは赤外線の温度変化を検知するため、エアコンの送風やカーテンの揺れといった「温度変化のある動き」に対して結構敏感に反応する。

Pro版の場合:ミリ波レーダーは「人の動き」と「モノの動き」を区別するAI環境学習機能を備えているため、より正確に動きを検知できる。

とのことでした。ですが正直に書くと、実際に通常モデルもProも使っていて、モノの動きに反応する誤検知(動いていないのに動いたと検知される)はほぼ経験していません。体験談なので環境によっては当てはまらない場合もあるかもしれませんが、どちらかというと逆のパターン——人がいるのに検知されない「見逃し」の方が圧倒的に多いです(通常モデルの話)。これは前のセクションで紹介した「座りっぱなしで消える」問題と根っこは同じものです。

つまり「エアコンの風で誤作動する」という不安は、実際にはそこまで気にしなくてよさそうです。一方で、通常モデルとProで明確に差が出たのは、こうした誤検知・見逃しを防ぐための初期設定のしやすさでした。

Proでは最初に設置する時、ガイドに沿ってセンサー感度を細かく設定できます。

以下の画面のように自動でやってくれるので、5分もあれば感度調整が完了します。

誤検知の心配はほぼ杞憂だとわかった一方で、Pro版を使っていて気づいたのが「検知の仕方」そのものがPIRセンサーとは根本的に違うという点です。次のセクションで、その特性を詳しく見ていきましょう。


【検証3】本体の向きや障害物を隔てても検知する?ミリ波ならではの検知特性

Pro版を使い込むうちに、通常モデルのPIRセンサーとは明らかに違う挙動が3つありました。

1. 本体の向きを気にせず設置しても検知する

通常モデルのPIRセンサーは、検知したい方向に正面を向けて設置する必要があります。一方Pro版は、多少向きがズレていても人の存在を検知しているように感じる場面が何度もありました。

60GHzミリ波レーダーは広い視野角を持つため、PIRのように正面方向に限定されず、広い範囲で人の動きを捉えられる技術です。ただし完全に向きを気にしなくていいわけではなく、指向性を持たせるアンテナ設計が使われているため、設置角度によって感度は変わるとされています。「多少ラフに設置しても検知してくれる」程度に捉えておくのが実用的です。

2. ドアを閉めていても、隣室の気配を検知しているような場面があった

これも試してみて驚いた点です。ドアを閉めた状態でも、廊下側にいる人の存在を検知しているような挙動が見られました。

ミリ波は金属以外の素材であれば、プラスチックや石膏ボード、木材などをある程度透過する性質があります。ドアの素材や厚みによって透過のしやすさは変わるため、すべてのドアで同じように検知できるとは限りませんが、「壁やドアで完全に検知が遮断されるわけではない」という点は、設置場所を考えるうえで覚えておく価値があります。

この貫通性能のおかげか、トイレのドアの前にいる段階からすでに検知が始まっているようで、ドアを開けて中に入った時点ではすでにライトが点いている状態にできました!

「入ってから点くまでの一瞬の待ち時間」がなくなるのは、地味ながら快適で重宝しています。

一方で、この特性には注意点もあります。壁やドア越しに気配を検知できるということは、意図しない検知が起きる可能性もあるということです。この場合、設置場所を扉から遠ざけるなどといった工夫が必要です。

実際検証したところ、厚さ3cmほどの木の扉を隔てた場合に検知できたのは2m程度まででした(扉がない場合は5m)

では、ここまでの検証結果をふまえて、結論を整理してみましょう。


結論:基本的にはProを選んでおけば間違いない

3つの検証を通して見えてきたのは、通常モデルの弱点——「動かないと消えてしまう」「検知するのが遅い」——が、Proではどちらも解消されているという事実です。加えて、設置の向きを気にしなくていい、障害物越しでもある程度検知するという柔軟さもあります。

デスクワーク中に消灯しない、風で誤作動しない、設置場所を選ばない。この3つが揃うだけで、日々の「地味なストレス」がまとめて消えます。値段の差はありますが、その差を払ってでも解消したいストレスだと感じたなら、基本的にはProを選んでおけば失敗しません

それでも通常モデルで十分なケースは以下のようなものが考えられます

  • 玄関や廊下など、人の出入りがはっきりしていて滞在時間が短い場所に設置する
  • とにかく導入コストを抑えたい、または複数台まとめて安く揃えたい

ただし、これらのケースでも通常モデルは検知まで3秒以上かかる点は変わりません。「多少反応が遅れても構わない」と思える場所であることが前提です。玄関に入ってすぐ照明が欲しい、というような場面では、この遅れが気になる可能性があります。

このような限定的なケースを除けば、Proの方が満足度は高くなるはずです。すでに通常モデルを使っている方は、買い替えではなく、こうした「動きが明確で反応の遅さが気にならない場所」に残しつつ、デスク周りなど動きが少ない場所だけProを追加する、という組み合わせ方もできます。

では、最後に全体をまとめます。

SwitchBot 人感センサー(Pro)

SwitchBot 人感センサー(通常モデル)


まとめ

商品特徴を一言でおすすめな人
Pro座りっぱなしでも消えない・初期設定が簡単基本的にはこちら
通常モデル動きが明確な場所向けのベーシックモデル玄関・廊下、コスト重視の方

SwitchBotの人感センサー、Proと通常モデルを実際に比較した結論はシンプルです。基本的にはProを選んでおけば間違いありません。

  • ミリ波レーダーによる滞在検知で、デスクワーク中も消灯しない
  • 検知スピードが約2秒と速く、反応の遅さを感じにくい
  • 感度調整の初期設定がガイド付きで約5分と簡単なので、誤検知対策に迷わない
  • 本体の向きや障害物を気にせず設置できるので、置き場所に困らない

通常モデルは、玄関や廊下のように人の出入りがはっきりしている場所、あるいは導入コストを抑えたい場合の選択肢として残ります。ただ、迷ったらProを選んでおけば後悔しない、というのが実機比較を終えた今の実感です。

気になる方は、詳しくはこちらから確認してみてください。

SwitchBot 人感センサー(Pro)

SwitchBot 人感センサー(通常モデル)

また、補足として人感センサーProはSwitchBotハブなどのスマートリモコンなしでも5台まで他のデバイスと組み合わせて自動化することが可能です。それ以上組み合わせたい方や、SwitchBotデバイス以外(エアコンなどの赤外線リモコンを使う家電など)を自動化したい方はSwitchBotハブの導入をおすすめします。


おまけ:実際に使っている自動化設定

最後におまけとして、筆者が実際に運用している自動化設定を紹介します。同じような環境で導入を検討している方の参考になれば幸いです。

設置場所:デスク下(底面に磁石が付いているのでそのまま引き出しにくっつけています)

自動化内容:

  • 20秒以上人を検出 → テープライトを点灯
  • 20秒以上人の検知なし → テープライトを消灯

連携しているデバイス:SwitchBot RGBICテープライト

自分のデスクに着いた時にライトが自動で光ってくれます。不要になった際も立ち去るだけで消灯してくれるので、電気代の節約にもなります