「Panasonicの衣類スチーマーが気になっているけど、実際のところどうなの??」
そんなお悩みを解決すべく、タイパラボ管理人のアリスクがNI-FS790の機能を色々と試してみました。
写真付きで解説していますので、読み終わる頃にはきっとどういったことができるかイメージが湧いていることでしょう。
この記事はこんな方におすすめです。
・最新の衣類スチーマーの機能を知りたい
・NI-FS790が”買い”なのか知りたい
・実際に使った人のレビューを聞きたい
それでは本編に参ります。
購入に至ったきっかけ
私の本業は私服OKのメーカー勤務
普段はあまり服のシワを気にしないのですが、たまにYシャツやスーツなどのシワになりやすい服を着る機会があります。
なのでふとした瞬間に
あれ、今日の服なんかめっちゃシワ寄ってない・・・?
なんてことが起きます。
一応衣類スチーマーは持っていたのですが、一人暮らしを始める時におばあちゃんからもらったお下がり
- 立ち上がりに時間がかかる(なのにそこまで熱くならない)
- スチームが一点から放出されてムラが出る
- 少しでも傾けるとスチームが出ない
こんな状態だったので、アイロンがけ自体にストレスを感じていました。
そんな時に家電量販店で見かけたこの商品
立ち上がりが早くて、スチーム放出の穴が6点もある!
そしてなんと360°どの向きでもスチームが出るという仕様!
バシッと服装を決めて仕事も恋愛もできるオトコになるべく、その場で購入を決めました。
これで私もスマートな男になれる!
基本性能(メーカー情報)
最初にメーカーから出ている情報をお伝えします。
- 型番: NI-FS790
- 色:カームブラック、ベージュ
- 本体質量:約690g
- 外形寸法(本体):約 8 × 13 × 16.5 cm
- 外形寸法(ケース収納時):約 9 × 15 × 17.5 cm
- コードの長さ:2.5m
- タンク容量:約115ml
今回私はシックでかっこいいカームブラックにしました。
ベージュも落ち着いた色味でたいへん魅力的ですので、ご自宅の雰囲気に合わせてみてください。
実際に使ってみた
では実際に使ってみてのレビューを書いていきます。
主観も入っているので、あらかじめご了承ください。
内容物
購入時、こんな感じの箱に入れられています。
なんだか外箱すらシンプルでオシャレですね。
大きさはA4サイズより少し小さいくらいです。
では、、、いざ開封!
緩衝材となる段ボールや、ビニール袋を取り除くとこんな感じの中身になっています。
本体を置くためのスタンド、水を注ぐための専用カップ、本体 の3つです。
他にも説明書が入っています。
想像以上にカームブラックの質感と手触りがいい感じです
本体の構造
本体裏面には電源ボタン、水量表示、その他注意表示などがあります。
持ち手の人差し指がくるあたりに、スチームのイラストが書かれています。
ここにあるボタンを押している間スチームが出るという設計のようですね。
直感的でわかりやすいです。
底の部分は下の画像のように6箇所の穴が空いています。
ここからスチームが出てくるのでまんべんなくキレイな仕上がりになります。
給水口はこのように蓋をするタイプです。
そのまま引っ張って開けられるので、ネジをグルグル回す必要がありません。
また、完全には取り外せない設計になっています。
なので、こういった細かいパーツを紛失しがちな方でも安心ですね。
モードはLOW – MED – HIGHの3種類。
切り替えは天面の「SET」ボタンで行います。
また、付けっ放しにしていると自動で加熱が切れるオートオフ機能もついています。
スタンド
NI-FS790には備え付けのスタンドが用意されています。
赤丸で囲ったツメ部分が本体とフィットすることで、加熱部分が空中に浮く構造になっています。
加熱部分を下向きで置くことができるので、
- 安定感があって倒れにくい
- 不注意で触ることもないのでヤケドしにくい
- スチームが前方に噴射されない
といったメリットがあります。
使う準備
付属のカップで水道水を入れて、コンセントに繋げば準備完了です。
数秒で準備できるので手間がかからないのが本当に助かります。
あとはスタンドに置いて電源をONにするだけ。
加熱中は表示が赤色に点滅し、加熱完了すると赤色が点灯しっぱなしになります。
メーカー情報では加熱準備完了まで最短19秒と記載されていました。
でもこういうのっていい加減に書かれているんじゃないの?
そんな疑問を解消するため、検証してみました。
測定条件は以下の通りです。
- 周囲の気温15℃
- 電源は通常の家庭用コンセント
- 水は水道水を汲んでそのままMaxまで投入
- 測定時はスタンドから動かさない
- プレス部分が室温程度に冷めていることを確認してから電源ON(繰り返し測定するため)
結果はこんな感じになりました。
- OFF状態→LOW:19.87秒
- OFF状態→MED:20.11秒
- OFF状態→HIGH:20.56秒
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めっちゃはやい!
おおむねメーカー情報とも大差なく、加熱完了するまでが早かったです。
ちなみに、すでにLOWやMEDで加熱完了している状態からさらに一段階加熱するには5〜10秒ほどかかります。
ただし、加熱がはやい一方、冷ますのは時間がかかるので要注意です。
HIGHで加熱完了した状態からLOWになるまで6分ほどかかりました。
使ってみた
「いくら加熱がはやくても使い勝手が悪いんじゃあ意味がない」
ということで、実際に使ってみてレビューしていきます。
スチームがしっかり出るというこの製品。
前評判からかなりの期待が持てます。
早速、実際に空中に向かってスチームを噴射!
【HIGH】
【MED】
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写真だと蒸気が全然見えん!
肉眼では結構見えていたのですが、iPhoneの限界を感じます。
HIGHは「プシューーー」と直線で飛んでいく感じ
MEDは「モワモワー」と蒸気が漂う感じでした。
ですが蒸気量はNI-FS790の旧モデルである780から約36%アップと十分な量でした。
完全に乾いていたシャツもしっかり湿らせてシワを取ってくれます。
NI-FS790はコードが必要なので、コードレスに比べると多少のわずらわしさはあります。
しかし、2.5mと十分な長さのコードなのであまり気になりませんでした。
取り回しやすさで注目すべきは、なんといっても360°どの角度でもしっかりとスチームが出せること!
実際に使ってみても、どの角度でもしっかりとスチームが出ていました。
また、想像以上に本体が軽いことにビックリしました!
ハンガーにかけたままだと腕を上げることになるので疲れそうなものですが、これくらいの軽さなら問題なさそうです。
実際にシワはどれくらい取れるのでしょうか。
シワがついてしまっているシャツで試してみましょう。
こちらがアイロンをかける前
早速HIGHでスチームも噴射しながらアイロンをかけていきます。
使ってみて分かったんですが、
スチームの噴射ボタンと人差し指が絶妙にフィットして本当に使いやすい!
ストレスなく、好きな時にスチームを噴射して、好きな時にスチームを止められます。
DRY使用もできるので濡らしすぎた場合も安心です。
そしてアイロンがけ完了(背中部分のみ)
これだけだと微妙なので見比べてみましょう
BEFORE | AFTER |
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細かいシワがきれいに消えました!
一方、大きなシワについては完全に消すことができなかったです。
結婚式など、きっちりとシワを取り切りたいような場面には不向きかもしれません。
ただ、普段使いのシャツをある程度きれいにするという目的にはぴったりだと感じました。
アイロン台を使ってしっかりプレスするという使い方もできるので、もっときれいにしたい方はプレスしてみてください。
シワ取りを手軽にできるNI-FS790ですが、なんとパワフルスチーム(HIGHのスチーム)を使うことで脱臭も可能です。
スチームをあてるだけで本当に脱臭もできるの?
注釈で色々試験をしているみたいですが、こういうのもいまいち信じられないですよね。
ということで検証です。
上の画像のような臭いを付けられるものがなかったので、こちらで代用
はるか昔に買ったPaul Smithの香水
これで匂いが消えるなら脱臭力に文句なしと認めざるを得ない!
ということで・・・いざ!!
遠くから噴射なんて甘えたことはせず、しっかり濡れるレベルで香水を振りかけました。
・・・自宅がめっちゃいい匂い
これ以上放置していると香水の匂いが充満してしまう・・・
ということで、すぐにスチームON!
我が家を香水の匂いから守ってくれ!!
HIGHにしてしっかりと押さえつけること、約10秒
・・・ん?
ほとんど匂いがしない!
さすがにまったく匂わないというレベルではなかったですが、少なくとも10分の1以下になっていました。
無理だろうと思いながら検証していたので、これは意外な結果でした。
他の匂いも消してくれることが期待できそうです。
使い終わりは中に入れた水を抜いて、そのままスタンドに置いてOK。
スタンドに置けば加熱部分はどこにも触れないので収納時もあまり気にする必要はなさそうですが、念のため冷めてから保管するようにしましょう。
片付けもとても簡単です。
NI-FS790がオススメの人
多少のシワは残ってもいいから、とにかくお手軽にシワを伸ばしたい人
レビューしてきたように、細かいシワは取れる一方で大きなシワは少し残ってしまいます。
ですが、この商品はめちゃくちゃお手軽にシワを伸ばせる設計になっています。
- 取り出してから加熱完了するまでが一瞬
- ハンガーにかけたままでもOK
- どんな角度でもスチームが出せる
- 加齢臭やタバコ臭など気になる匂いが取れる
今まではシワを無視するかクリーニングに出すかの2択でしたが、NI-FS790のおかげでお手軽にシワを取れるようになりました。
「私はアイロン台を使ってしっかりシワを伸ばしたい!」
という人にはこっちのモデルがオススメです。
逆に、「シワはどうでもいいけどもっとスチームをたっぷり使いたい!」
という人にはスチーム専用のこっちのモデルがオススメ
まとめ
いかがでしたでしょうか
この記事ではPanasonicの衣類スチーマー【NI-FS790】をレビューしてみました。
本当にお手軽にシワ取りができるので、今までアイロンがけが億劫だったという人には是非使ってほしい一品です。
この記事を読んで少しでもあなたの生活のタイムパフォーマンスが上がれば嬉しい限りです。