「スマートリモコンは便利そうだけど、遠隔で操作失敗しそうで怖い」
「ペットを飼っているので確実にエアコンをONにしたい」
スマートリモコンの購入を考えた時、うまく反応しないことに不安を感じる方は多いと思います。
この記事では、
- 実際にどれくらいの確率で操作に失敗するのか
- 操作の成功確率を上げる方法
- 操作が成功したことを確実に確認するための方法
をご紹介します。
スマートリモコンの設置場所と、遠隔操作の方法を少し工夫するだけで確実に操作を実行できるようになります。
スマートリモコンを使い始めて4年強
この方法を取るまでは操作に失敗していて凹むこともありました。
しかし、工夫し始めてからは操作に失敗することもなくなり、ストレスなく快適に過ごせるようになりました。
ぜひみなさんも試してみてください。
この記事はこんな方におすすめです。
・スマートリモコンが操作失敗することが不安という方
・実際に操作できないことがあって、解決方法を知りたい方
それでは本編に参ります。
※本記事ではNature Remo mini 2とSwitchBotハブミニを使って実験をおこなっています。他のモデルの場合挙動が異なることがありますのでご注意ください。
遠隔操作が失敗!何が起こっているの?
引き起こされる悲しい出来事
「スマートリモコンの遠隔操作に失敗に失敗したところで大したことないでしょ。」
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、場合によっては大事に発展しかねません。
例えば次のようなシーンが考えられます
- 自宅最寄駅到着時にクーラーをONにしたはずなのに、失敗して部屋が暑いままだった!
- 30℃を超えたらクーラーがONになる設定だったのに、失敗してペットがぐったりしていた!
このようなトラブルを防ぐために、しっかりと原因把握と改善策を実行していきましょう。
操作失敗時に起こっていること
遠隔操作が失敗する場合の原因は大きく2つに分けられます。
それぞれの場合においてどういったことが生じているか簡単に解説します。
この場合、以下のことが原因と考えられます。
- スマートリモコンの電源が入っていない
- スマートリモコンとWiFiが繋がっていない
- スマートフォンの電波が入っていない
初期設定さえ完了していれば停電などが起きない限りこちらが原因となることはめったにありません(私は4年間使っていて一度も起きたことがないです)
この場合、以下のことが原因と考えられます。
- 有効範囲内にスマートリモコンが置かれていない
- スマートリモコンと家電の間に障害物がある
- たまたま家電が赤外線を受信できなかった
“たまたま家電が赤外線を受信できなかった”というのは、部屋で生活していて通常のリモコンを使用した時に
「確実にリモコンを家電に向けて操作したのに家電が反応しない!」
という現象に近しいものです。
本記事では“スマートリモコンから家電に赤外線信号が届いていない”原因への対処法を解説します。
操作した時の成功率
具体的な対処法を見る前に、実際どれくらいの確率で操作を失敗するのか見ていきましょう。
以下はNature Remo mini 2 / SwitchBotハブミニそれぞれと家電の間に障害物を置いた場合の操作成功率を示しています。
(実際に両方のスマートリモコンを使って反応した回数、反応しなかった回数をカウントしています)
障害物 | Nature Remo mini 2 | SwitchBotハブミニ |
---|---|---|
④障害物なし | 100% | 100% |
⑤薄めの布 | 56% | 100% |
⑥木箱 | 0% | 100% |
⑦扉 | 0% | 0% |
- Nature Remo は障害物があると成功率が落ちる
- SwitchBotは隙間があるような障害物では100%成功する
- 扉のような完全にふさぐ障害物があるとどちらのスマートリモコンでも成功しない
という結果になりました。
Nature Remoを使っているという方は、スマートリモコンと家電の間にカーテンなどの障害物が入らないようにすることが重要ですね。
こちらの実験の具体的な内容は以下の記事で取り上げています。
成功率を上げるための改善ポイント
設置位置を見直す
成功率を上げるにはスマートリモコンと家電の位置関係が重要です。
以下のポイントを参考に、スマートリモコンを適切な位置に設置することで成功率を向上できます。
- スマートリモコンと家電の間に障害物がないようにする
- スマートリモコンと家電の距離を離しすぎないようにする
特に、壁にスマートリモコンをくっつけているという方はカーテンが間にないか要注意です。
Nature Remo mini 2を使った場合カーテンなどの布でも成功率がさがってしまいます。
実行回数を増やす
1回の成功率が悪い場合でも操作回数を増やすことで成功率を上げることができます。
例えば1回あたりの成功率が70%であっても、操作を繰り返すと以下の確率で最低1回は成功するようになります。
2回:91%
3回:97%
では、実際に複数回操作する方法をご紹介します。
当たり前のようですが、アプリから“ON”に相当する操作を何度か実行することです。
Nature Remo の場合ON/OFFが同じボタンになってしまっているので、代わりに「自動」「暖房」「冷房」といったボタンを押せばONになります。
SwitchBotの場合はONのボタンを押します。
スマートリモコンのオートメーション設定で、「〇℃を超えたらクーラーをONにする」といった条件設定にされている方もいると思います。
そうした場合は温度設定を少しずつずらしたオートメーションを複数設定するといいです。
最初の設定だけ少し手間がかかってしまいますが、これによってペットもいつも快適に過ごせるようになります。
スマートリモコンの買い替え
お金をかけてでも成功率を高めたいという方は、実験の通りSwitchBotハブミニを購入するのがおすすめです。
Nature Remo を使用していて成功率が低い場合はSwitchBotへの買い替えを検討してみてください。
Nature Remo / SwitchBotが反応しない時の対応まとめ
まずはスマートリモコンと家電の間に障害物がないか確認し、可能な限り取り除くようにしてください。
その上で、重要な操作は複数回実行することで成功率を100%に近づけることができます。
それでも不安がある方や、限りなく成功率を100%にしたい方はSwitchBotハブ2や、赤外線範囲の広いNature Remo mini 2 Premiumの購入をご検討ください。