「スマートリモコンはSwitchBotハブがいいって聞いたけど、どれが最適かわからない」
「2024年に発売されたハブミニは何が違うの?」
スマートホーム化について調べていると選択肢が多すぎて悩むことが多いと思います。
この記事では、SwitchBotハブシリーズ(ハブミニ, ハブミニmatter対応, ハブ2, )に絞って違いを比較します。
ハブ2でできることがハブミニではできなかったり、逆にハブミニの方が使い勝手がいいということもあるのでぜひ参考にしてみてください。
スマートホーム化を4年進めてきて、SwitchBotのハブも他社のハブも使ってみた観点から、生活スタイル別にオススメのハブをご紹介します。
読み終わる頃には、あなたにピッタリのアイテムがわかるでしょう。
この記事はこんな方におすすめです。
・SwitchBotハブシリーズのどれを買えばいいかわからない
・SwitchBotハブシリーズでそれぞれどんな違いがあるか知りたい
それでは本編に参ります。
SwitchBotハブシリーズは3種類(2024年時点)
SwitchBot社から以下の3つのハブシリーズが発売されています。
- SwitchBotハブミニ
- SwitchBotハブミニ(matter対応)
- SwitchBotハブ2
SwitchBotハブミニ:赤外線リモコン機能を搭載したスタンダード仕様
SwitchBotハブミニは2019年にSwitchBot社から初めて発売されたスマートリモコンです。
当時は他者含めてもスマートリモコンがあまり発売されていない状況だったこともあり、非常に人気の製品です。
「たった一台でスマートホームが叶う」SwitchBotハブミニを発売させていただきました。現在、販売台数累計150万台を突破、スマートリモコンのカテゴリーでベストセラーを獲得しました。
SwitchBot公式サイト
基本機能として赤外線リモコン機能を備えていますが、他のセンサー類やディスプレイ表示などの機能は備えていません。
一見、センサーがあった方がお得に見えますが、生活スタイルによってそうでもない場合があります(詳細後述)
SwitchBotハブミニ(matter対応):2024新発売
2024年1月に発売されたスマートリモコンです。SwitchBotハブミニにmatter対応機能を加えています。
Matterは、メーカーに関係なく、各社のスマート家電が互換性をもち、シームレスな連携を実現するスマートホームの共通規格といいます。 ハブミニ(Matter対応)と連携し、Matterに通じて、赤外線リモコン対応の家電製品(エアコン、照明、テレビなど)も、従来HomeKit非対応のSwitchBot Bluetooth通信デバイスも、アップルのHomeアプリにデバイス登録して、まとめて管理できるようになります。Apple HomePodから音声操作するのも可能に。
SwitchBot公式サイト
ここで重要なことは、アップルのHomeアプリからまとめて管理できる という点です。
Apple HomePodやApple TVなど別製品が必要になります非常に便利です。
SwitchBotハブ2:センサーを搭載した多機能のプロ仕様
SwitchBotハブミニに対するユーザーの声を取り入れて、2023年3月に発売されたのがハブ2です。
赤外線の範囲をハブミニの2倍に拡大したこともあり、広い部屋でもこれ一台で操作できるようになりました。
SwitchBotハブシリーズ機能比較
SwitchBotハブミニ, ハブミニ(matter対応), ハブ2の比較を表にまとめました。
ハブミニ(matter対応)はハブミニにmatter機能を付けたもの。ハブ2はハブミニに多くの機能を加えたものとなっています。
項目 | ハブミニ | ハブミニ (matter対応) | ハブ2 |
---|---|---|---|
定価 | ¥5,480 | ¥5,980 | ¥8,980 |
公式ページ | ハブミニ | ハブミニ (matter対応) | ハブ2 |
接続端子 | Micro USB | USB Type C | USB Type C |
赤外線リモコン機能 | 〇 | 〇 | ◎ 範囲がハブミニの2倍 |
スケジュール操作 | 〇 | 〇 | 〇 |
温湿度センサー | × | × | 〇 |
照度センサー | × | × | 〇 |
Matter機能 | × | 〇 | 〇 |
ディスプレイ | × | × | 〇 |
手動シーンのタッチ操作 | × | × | 〇 |
IR Decoding | × | × | 〇 |
ディスプレイ
SwitchBotハブ2のみディスプレイが付いています。
画像引用:SwitchBot公式サイト
上から順に次の項目を表示してくれます。
- 湿度
- 温度
- 手動シーンのタッチ操作ボタン
手動シーンのタッチ操作
SwitchBotではアプリから「シーン」というものを設定できます。この”「シーン」をタッチして起動できる”という機能をハブ2はもっています。
「シーン」とは、1アクションで複数の家電やデバイスを操作してくれる機能です。設定することで、例えば朝起きた時にこんなことができます。
- カーテンを開ける
- エアコンをONにする
- テレビをONにする
- 加湿器をONにする
通常であれば一つずつ操作しないといけないところを、1アクションで全てやってくれる非常に便利な機能です。
この「シーン」の起動方法(アクション)は次のものがあります。
- スマホアプリから操作
- 声で操作(Siriやアレクサなどの音声アシスタントとの連携が必要)
- ハブ2にタッチして操作
スマホをいちいち取り出したくない場合や、声を出すよりも早く実行したい場合など、手元にハブ2があればすぐにシーンを起動することができます。
IR decoding
IR decodingとは、現在の家電の状態(ON/OFFなど)をSwitchBotハブが認識してくれる機能です。
基本的にスマートリモコンはスマートリモコン自身が実行した操作しか把握できません。そのため、通常のリモコンで操作した場合に家電の状態とスマートリモコンの認識に齟齬が発生します。
これを解消してくれるのがIR decodingです。
これによって以下のようなメリットを得られます。
- 外出先からでも家電の状態を正確に把握できる
- 確実に家電をON/OFFにできる
- 操作が成功したかどうかがわかる
スマートリモコンを使っていてよく「エアコンを付けようと思ったら逆に消してしまった」ということが起きます。
これは、リモコンのON/OFFのボタンが同じ場合にスマートリモコンは『ON/OFFを逆転させる(ONだったらOFFにする、OFFだったらONにする)』という信号しか出せないためです。
しかし、IR decodingを使えばスマートリモコンはエアコンがONかOFFかを判断できるので、確実にON/OFFできるようになります。
「帰宅したらエアコンが付いていなくて部屋が蒸し風呂状態だった」なんてことを避けることができて非常にありがたいです。
現在IR decodingが使えるのはSwitchBotハブ2のみです。
また、対象となる家電は1800個の型番のエアコンのみで、今後他の家電への対応も検討するということです。
こんな人にはこの製品がオススメ
SwitchBotハブ製品の機能比較をしてきましたが、初めて買うという方はどんな機能が必要かイメージしにくいと思います。そこで、どんな人にどのSwitchBotハブ製品がオススメかをまとめました。
とりあえずスマートホーム化したい方:ハブミニ
「考えていても実際使ってみないとわからない」
「とにかく家電を操作できればOK」
そんな方にはSwitchBotハブミニがおすすめ!お手頃価格で家電を操作できるようになるので、最初に試してみるにはピッタリです。
また、もし温湿度や照度センサーと連携したいとなった場合でも大丈夫。『SwitchBot温湿度計』や『SwitchBot人感センサー』などが別売りされているので、これらを設置すればいつでもセンサーと連携できるようになります。
家電やデバイスの操作を絶対に失敗したくない方:ハブ2
ペットを飼っていて気温をコントロールするためにスマートホーム化を検討している方は、特にエアコンなどの家電操作を失敗したくないですよね。
そんな方にはSwitchBotハブ2がおすすめです。理由は2つ
- 赤外線の届く範囲が広い
- エアコンの稼働状況がわかる
家電が反応しない原因のひとつは、赤外線がうまく家電に届いていないことです。赤外線の範囲を広くすることで多少遠くでもしっかり反応するようになります。
また、IR decodingによってエアコンの稼働状況がわかるので、反応していないようならもう一度操作するなど対応することができます。
アップル製品と連携したい方:ハブミニ(matter対応)
iPhoneなどのアップル製品を使っていて、ホームアプリで操作したい方にはSwitchBotハブミニ(matter対応)がおすすめ。
ホームアプリ上で操作するためにはmatter対応が必要なので、ハブミニではなくmatter対応のこちらを購入してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか
SwitchBotのスマートリモコンはそれぞれ下表のように持っている機能が異なります。
項目 | ハブミニ | ハブミニ (matter対応) | ハブ2 |
---|---|---|---|
定価 | ¥5,480 | ¥5,980 | ¥8,980 |
公式ページ | ハブミニ | ハブミニ (matter対応) | ハブ2 |
接続端子 | Micro USB | USB Type C | USB Type C |
赤外線リモコン機能 | 〇 | 〇 | ◎ 範囲がハブミニの2倍 |
温湿度センサー | × | × | 〇 |
照度センサー | × | × | 〇 |
Matter機能 | × | 〇 | 〇 |
ディスプレイ | × | × | 〇 |
手動シーンのタッチ操作 | × | × | 〇 |
IR Decoding | × | × | 〇 |
ハブミニをスッキリと設置したい場合は壁掛け用のグッズもあります。ハブミニ(Matter対応)には使えませんのでご注意ください。
「操作したい家電が赤外線リモコンに対応していない!」
という場合には『SwitchBotボット』という、ボタンを押してくれるデバイスを使うのがおすすめ。
コーヒーメーカーや給湯器を好きな時間に遠隔操作できますよ♪