【全部使ってみた】SwitchBot屋内カメラ・見守りカメラ徹底比較

 

「室内にカメラを付けたいけどどんな基準で選んだらいいかわからない」

「画質を数字で言われたところでどれくらいか思い浮かばない!」

最近ペットや子どもの見守りからセキュリティ向上まで、多種多様な目的で室内にカメラを設置する人が増えてきました。

そんな時、「どんな基準で選ぶのか」、「画質はどこまであれば充分なのか」といった点が気になってきます。

SwitchBotでは室内用カメラとして見守りカメラと室内カメラが発売されており、値段や画質もさまざまなので自分にピッタリのカメラを選べます。

本記事では映像の綺麗さや夜間撮影といったカメラとしての機能はもちろん、警報音やスピーカーといった便利な機能も含めて比較してみました。

全部購入して試しているので、使ってみないと気づかなかったポイントもしっかりとお伝えしていきます。

 
 

この記事はこんな方におすすめです。

・室内用カメラの購入基準がわからない

・画質違いでどんな見え方になるのか知りたい

・SwitchBotと連携させて部屋の様子を確認したい

それでは本編に参ります。

今回比較した製品

SwitchBot公式サイトで発売されている屋内用のカメラ全部

SwitchBot見守りカメラ/屋内カメラ全5種のパッケージ

SwitchBotからは大きく分けて3種類のカメラが発売されています。

  • 屋外カメラ
  • 屋内カメラ
  • 見守りカメラ

屋外カメラ

SwitchBot屋外カメラ

家の外を撮影するカメラです。そのため、防水性能を備えていてバッテリーで駆動します。今回こちらは解説しません。

屋内カメラ

SwitchBot屋内カメラ

こちらは家の中を撮影するカメラです。屋外カメラと違い防水性能はなく、USBで電源に繋いで使用します。

屋内カメラは1種類のみです。

見守りカメラ

SwitchBot見守りカメラ

こちらも屋内カメラと同様に家の中を撮影するカメラで、360°回転して撮影方法を変えられるという点が屋内カメラとの大きな違いです。

以下の4種類が発売されています。

  • 見守りカメラ 1080P
  • 見守りカメラ 3MP
  • 見守りカメラ Plus 3MP
  • 見守りカメラ Plus 5MP

下に行くほど機能が充実しています。

本記事では室内用カメラである「屋内カメラ」と4種の「見守りカメラ」を比較していきます。

項目屋内カメラ
1080P
見守りカメラ
1080P
見守りカメラ
3MP
見守りカメラ
Plus 3MP
見守りカメラ
Plus 5MP
購入リンク公式サイト
Amazon
公式サイト
Amazon
公式サイト
公式サイト
Amazon
公式サイト
Amazon
サイズ59 x 59 x 34mm78 x 78 x 107mm78 x 78 x 107mm78 x 78 x 107mm78 x 78 x 107mm
給電方式Micro USB Type-B(2.0)Micro USB Type-B(2.0)Micro USB Type-B(2.0)USB Type-CUSB Type-C
画角広い狭い狭い普通とても広い
画質1080P1080P3MP3MP5MP
動体検出⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎
動体追跡×
水平方向のみ
⚪︎
水平&垂直
⚪︎
水平&垂直
⚪︎
水平&垂直
自動巡航×⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎
お気に入り×⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎
プリセットポイント×⚪︎⚪︎××
ナイトビジョンモノクロモノクロモノクロフルカラーフルカラー
ナイトビジョンの赤色光見える見える見える見えない見えない
プライバシー機能ありあり
レンズ隠し
あり
レンズ隠し
あり
レンズ隠し
あり
レンズ隠し
屋内カメラ、見守りカメラの比較

比較(サイズ・外観編)

防犯カメラ的な役割を担うからにはあまり目立ってほしくないですよね。

なのでまずはサイズや外観から比較していきましょう。

サイズ

SwitchBot見守りカメラ全4種の外観と本体

見守りカメラはどれも同じ形状・サイズでした。

SwitchBot見守りカメラと屋内カメラのサイズ比較

屋内カメラは見守りカメラと比べても非常に小さく、手のひらに収まりきる程度の大きさです。

内容物

見守りカメラの内容物は基本どれも同じです。

SwitchBot見守りカメラの内容物

屋内カメラは台座が付いています。

SwitchBot屋内カメラの内容物

給電コードはモデルによって異なります。

屋内カメラと、見守りカメラの1080P, 3MPは『Micro USB Type-B(2.0)』

見守りカメラのPlus 3MP, Plus 5MPは『USB Type-C』

がそれぞれ付属しています。

比較検討(カメラ機能編)

SwitchBot見守りカメラ4種と屋内カメラを電源に繋いだ様子

次にメインの機能であるカメラのスペックについて比較していきましょう。

このような台の上に設置し、階段側を撮影する形で比較してみました。

画角の広さ

画角の広さは広い順に以下の通りです。

Plus 5MP > 屋内カメラ > Plus 3MP > 3MP = 1080P

SwitchBot見守りカメラと屋内カメラの画角比較。以下の順で画角が広い見守りカメラPlus5MP,屋内カメラ, 見守りカメラPlus3MP, 見守りカメラ3MP, 見守りカメラ無印

※画像自体は見守りカメラPlus 5MPで撮影したものです

画角の広いカメラを使えば一発で広範囲を確認できるのが便利です。

しかし、見守りカメラは全て水平方向に360°、垂直方向に115°に首振り可能なので、どのモデルでも操作すれば部屋全体が確認できます。

鳥カゴなど一点をずっと撮りたい場合は屋内カメラでも十分ですね

画質の綺麗さ

画質はカメラを買う上で重要なチェックポイントです。

公式で発表されているスペックでは、1080Pが一番画質が悪く、3MP, 5MPと画質がよくなっていきます。

(MPは100万画素を意味し、例えば3MPでは画面上で色を表現する点が300万個あります)

アプリ上で各カメラの画像を撮り、無加工で拡大のみおこなった画像がこちらです。

SwitchBot見守りカメラと屋内カメラの画質比較(拡大版)

1080Pでは画像がぼやけているように見えます。

一方、3MP, 5MPではクマの表情も読み取れるほどクリアに表現できていることが見て取れます。

3MP,5MPを使えば遠くにいるワンちゃんやネコちゃんの表情もキレイに見えそうですね♪

5MPは『細かいところまで画質が高い』というより、『より広い範囲を高い画質で撮れる』ということがわかりました。

SwitchBot見守りカメラPlus3MPの画角と画質
見守りカメラ Plus 3MP
SwitchBot見守りカメラPlus5MPの画角と画質
見守りカメラ Plus 5MP

動体検出

動体検出機能は、屋内カメラ、見守りカメラのどの種類にも搭載されています。

動体(カメラの前で物が動いたりする様子)を検出することで

  • 動体検出があったことをアプリで通知
  • その瞬間の画像をアプリ上に保存
  • 動体検出されている様子の録画(microSDカードかクラウド保存を設定している場合のみ)

をおこなってくれます。

何もない時は反応しないので、保存容量や電気代の節約に繋がりますね

ちなみに、microSDカードを使えば動体検出の有無に関わらず録画し続けることも可能です。

動体追跡(見守りカメラのみ)

動体追跡機能を使えば、動くものをカメラが追いかけてくれます。

  • 屋内カメラ:追跡機能なし
  • 見守りカメラ1080P:水平方向のみ追跡
  • 見守りカメラ1080P以外:水平/垂直方向に追跡

以下の動画のように、追跡スピードはあまり早くないので近くを素早く通ると追跡しきれません。

少し離れた位置を歩くくらいであれば問題ないです。

自動巡航(見守りカメラのみ)

自動巡航はカメラが水平方向に360°ゆっくりと回転して部屋全体を確認する機能です。

好きな時刻に実行することができるので、2時間おきに部屋全体の様子を見渡すなどの使い方ができます。

定点の設定(見守りカメラのみ)

見守りカメラでは見たい方向を『お気に入り』として保存し、ワンタップでその方向を向かせることができます。

ペットの様子を確認したい場合、「エサやり機」「おトイレ」「ゲージ」など、ペットがいそうなポイントを設定すると簡単に確認できます(最大6箇所まで設定可能)。

SwitchBot見守りカメラアプリ上のお気に入り設定

加えて、見守りカメラ1080P, 3MPでは『プリセットポイント』を4つまで設定できます。

SwitchBot見守りカメラのプリセットポイント設定画面

プリセットポイントはオートメーション設定で活用することができます。

例えば「SwitchBot開閉センサーが入室を検知した時、見守りカメラを(プリセットポイントに設定した)ドアの方向に向ける」といったことが可能です。

SwitchBot見守りカメラのオートメーション設定画面
機能お気に入りプリセットポイント
対応製品見守りカメラ全モデル見守りカメラ 1080P, 3MP
最大設定数64
アプリ上でのワンタップ方向設定可能不可
オートメーションでの利用不可可能

現状プリセットポイントの設定は、見守りカメラPlusではできないので今後のアップデートに期待です

ナイトビジョン

ナイトビジョンとは、夜間など暗い状態でもくっきり撮影できる機能です。これがないと夜に不審者が侵入してきた時に顔が上手く撮影できず犯人特定に繋がらないなどデメリットがあります。

ナイトビジョンモードの有無

屋内カメラ、見守りカメラいずれもナイトビジョンモードに対応しています。

フルカラー対応

夜間でもフルカラー撮影ができるのは見守りカメラのPlus製品のみです。

実際にどれくらい変わるのか、確認してみましょう。

今回はiPhone撮影でこれくらいの明るさで撮影しました。

では早速ナイトビジョンをONにして撮影です。

どっちも白黒じゃない?

Plus 3MPの方がちょっと明るい感じはしますね。

一方、ナイトビジョンをOFFにした時

この時もPlus 3MPの方は色がクリアに見えていますね。

どうやらPlusの方ではフルカラーで見える明るさの範囲が広くて、ナイトビジョンモードではどちらも白黒になってしまうみたいです。

赤色光の見え方

ナイトビジョンで撮影する際はカメラから信号を発します。

見守りカメラPlus以外の製品では、この信号が赤く見えてしまうので寝室などに設置した場合眩しさを感じる原因となってしまいます。

一方、見守りカメラPlusでは人が見えない信号を使っているので、眩しく感じるようなことはありません。

赤ちゃんが寝ている時に光が当たるのは避けたいのでPlusの機能は嬉しいですね

比較検討(カメラ以外編)

マイク・スピーカー

屋内カメラ、見守りカメラにはマイクとスピーカーが付いています。なので、

  • カメラ周辺の音をスマホアプリで聞く
  • スマホアプリ上で話した声をカメラで再生

といったことができます。

実際に話してから相手側で聞こえる時間はほとんど遅れがありません。

音質もLINE通話に近く、そこまでクリアではないものの特に不便は感じませんでした(製品による差は感じられず)。

プライバシーモード

プライバシーモードをONにすると撮影を停止してくれるので、電気代やデータ容量の節約になります。

プライバシーモード自体は屋内カメラにも見守りカメラにも付いていますが、見守りカメラはどのタイプも「パッと見てプライバシーモードがONになっているかわかる」ようになっています。

SwitchBot見守りカメラのプライバシーモードOFF。レンズが見えている
プライバシーモードOFF
SwitchBot見守りカメラのプライバシーモードON。レンズが隠れて目を閉じているように見える。
プライバシーモードON

やっぱり誰かに監視されているように感じるのは嫌ですよね。

そんな時、見守りカメラを見れば撮影していないことがすぐにわかるので安心です。

プライバシーモードがONの時は目を閉じているように見えるのがお気に入りです♪

まとめ

最後に再度まとめ表を掲載します。

項目屋内カメラ
1080P
見守りカメラ
1080P
見守りカメラ
3MP
見守りカメラ
Plus 3MP
見守りカメラ
Plus 5MP
購入リンク公式サイト
Amazon
公式サイト
Amazon
公式サイト
公式サイト
Amazon
公式サイト
Amazon
サイズ59 x 59 x 34mm78 x 78 x 107mm78 x 78 x 107mm78 x 78 x 107mm78 x 78 x 107mm
給電方式Micro USB Type-B(2.0)Micro USB Type-B(2.0)Micro USB Type-B(2.0)USB Type-CUSB Type-C
画角広い狭い狭い普通とても広い
画質1080P1080P3MP3MP5MP
動体検出⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎
動体追跡×
水平方向のみ
⚪︎
水平&垂直
⚪︎
水平&垂直
⚪︎
水平&垂直
自動巡航×⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎
お気に入り×⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎
プリセットポイント×⚪︎⚪︎××
ナイトビジョンモノクロモノクロモノクロフルカラーフルカラー
ナイトビジョンの赤色光見える見える見える見えない見えない
プライバシー機能ありあり
レンズ隠し
あり
レンズ隠し
あり
レンズ隠し
あり
レンズ隠し
屋内カメラ、見守りカメラの比較

「ペットや子どもの様子をくっきりきれいに見たい」という方には見守りカメラPlusの3MPと5MPがオススメです。

 

「導入コストを抑えたい」「プリセットポイントを利用したオートメーション設定をしたい」という方には見守りカメラ 1080Pと3MPがオススメ

オートメーションを設定する際は人感センサーや開閉センサーと組み合わせるとセンサーが反応した方向にカメラを向けられるので活用の幅が広がります。

 

「確認したい場所が一か所しかない」「できるだけ目立たないものがいい」という方には屋内カメラがオススメです

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