※本記事は広告を含みます
スマートホーム製品を見ていると、使用例の中に「遠隔でお風呂を入れる」という紹介を目にしませんか?
- 急にお風呂のお湯はりが始まったのを見た子どもが「パパ帰ってくるー♪」とはしゃいでいる某CM
- 指ロボットを使ってお湯はりボタンを押せばOK!というスマートホーム会社の紹介
確かに最寄駅に着いた時にお湯はりを開始できれば、家に帰ってすぐにお風呂に入れるので快適なのは間違いありません。
しかし!
湯船の栓をしていると自信をもって言えますか?
私の場合ですが、栓が開いていてお湯が全部流れて行ってしまうシーンを思い浮かべると、どうしても自宅では実践できませんでした。
そこで、今回はなんとかして湯船の栓問題を解決しようとトライ&エラーを繰り返し、ついに解決する方法にたどり着いたのでご紹介します。
SwitchBotボットとSwitchBot水漏れセンサーだけでできるので非常にお手軽です。ぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな方におすすめです。
・お風呂のお湯はりを自動でやりたい方
・栓をしているかどうか不安な方
・残り湯があるか確認したい方
それでは本編に参ります。
トライ&エラーの変遷
色々試してきたのでそこも含めて紹介します。
結論だけ知りたい方はこちらに進んでください。
カメラの設置
私が自動お湯はりをできない大きな理由は、冒頭で申した通り「栓をしたか確認ができない」からです。
であれば対処法は簡単で「栓の状態が確認できればいい」となります。
見守りカメラがあるのでこれを設置すれば解決なのですが、想像すればわかる通り誰かと共同生活している場合に『風呂場にカメラを設置する』ということが許されるはずもありません。
また、見守りカメラは防水機能がついていないのでその点でもいけてません

一人暮らしで防水性能のカメラを持っていればこれでもいいかも。
栓を球状のものにする
「栓の状態が確認できないのなら、湯船にはるお湯で自動で栓がされるようにしよう」
という考えで行きついたのがこの方法
湯船の栓は基本こういう形のものが多いです。

ですが、ネットやホームセンターには以下のような球状の栓も売られています。

これを使えば、お湯はり時の水の流れで勝手に栓をしてくれるのではないかと考えた訳です。
しかし、これも以下の理由でできませんでした。
- 球状の栓がちゃんと転がって栓をしてくれるか不安になって結局使えない
- そもそも我が家の湯船の栓はこの球状の栓が使えない
たどり着いた唯一の方法
どう頑張ってもできないと思っていた時にSwitchBotから発売されたのがコード付きの水漏れセンサー
これはコード先端の丸い部分が水を検知す仕様になっているので、特定の水位を超えているか否かを判別することができます。
このSwitchBot水漏れセンサーを使って無事解決できたので、その方法をお教えします。
安心して自動でお湯はり〜概要〜
全体の流れは以下の通りです。
- 遠隔でお湯はりボタンを押す
- 一定の水位に到達したら再度お湯はりボタンを押す
- 再度お湯はりボタンを押す
「これでどうして安心してお湯はりができるの?」と思われるかもしれません。
ポイントは②
この時、栓が閉まっていないと水漏れセンサーの位置までお湯がたまらず、②が実行されないことになります。
つまり、
- お湯はりスタート
- (センサーが感知して)お湯はりストップ
- お湯はりスタート
- お湯はりスタート
- (センサーが感知しないので)何も起きない
- お湯はりストップ
となるので、「栓をしていなかった場合に水が無駄になる」という事態を避けることができます。
これだけだと少しわかりにくいと思いますので、実際にやってみましょう。
デバイスの設置

こんな感じに設置します。
この時、出てくるお湯が直接かからないように注意してください。あくまでも水位を確認したいので、直接かかって反応してしまうのを避けるためです。

我が家は「ふろ自動」ボタンを押せばお湯はりONに、もう一度同じボタンでOFFにしてくれるので、こんな感じで指ロボットを設置しました。
アプリの設定

SwitchBotアプリのシーン設定でこのようにお湯はりボタンを2度押すようにし、その間にタイマーを挟み込んでください。
この1分30秒は、“お湯がたまって水漏れセンサーの水位に到達する時間”より少し長くセットしています。

SwitchBotアプリのオートメーション設定で、水漏れを検知(水位がセンサーに到達したことを検知)したらお湯はりボタンを押すようにセットします。
これ、お湯はりボタンを2度押すシーンと、水漏れ検知でお湯はりボタンを1度押すオートメーションの合計2つをセットできました。
実際に動かしてみた
ここまでで設定が完了したので、実際にやってみましょう。
SwitchBotアプリからシーン「お風呂を入れる」をタップします。

すると、まずは「お湯はりボタンを押す」が実行されお湯はりが始まります。


今回はしっかりと栓をしているのでお湯が徐々にたまっていきます。そして、水漏れセンサーの水位に達したタイミングでオートメーションが起動。お湯はりボタンが押されるので一時的にお湯はりがストップします。


この間だいたい1分10秒くらい
そして、最初にシーンを実行してから1分30秒経ったタイミングで再度お湯はりボタンが押され、お湯はりを再開します。

これで後は待つだけでお湯はりが完了します。
また、栓をしていなかった場合はオートメーションが起動しないので、1分30秒後にボタンを押すことでお湯はりがストップします。

これでうっかり栓をし忘れていても、お湯の無駄を最低限に抑えられます。
「家族が先にお湯をいれていることがある」という方は、シーンを開始する前に水漏れセンサーの状態を確認してください。

このように『水漏れ』となっていた場合はすでにお湯はりされています。
まとめ
この記事では、自動でのお湯はりを栓の状態を気にせず安心して実行できる方法を紹介しました。
お湯はりボタンを押すためのSwitchBotボットに加えSwitchBot水漏れセンサーだけでできるので、意外と簡単に設定できます。
ぜひ試してみてください。
この他にもスマートリモコンや音声アシスタントを使った自動化を紹介しているので、ぜひそちらものぞいてみてください。