「カーテンを自動化するといいって聞いたけど、何種類もあって迷ってしまう」
「どういった点に注意すればいいかわからない」
そう感じたことはありませんか?
この記事では、日本で発売されている有名どころのスマートカーテン(mornin’ plus, SwitchBot, +Style)を比較・紹介していきます。
3種類とも実際に試したからこそわかる製品ごとのデメリットや注意すべき点もまとめているので、ぜひ最後まで読んで購入の参考にしてください。
この記事はこんな方におすすめです。
・カーテンを自動化したい
・どのスマートカーテンを買えばいいか迷っている
・オススメのスマートカーテンを教えて欲しい
それでは本編に参ります。
カーテンの自動化とは?
カーテンの開け閉めってそれ自体は大変でも何でもないですが、いちいち立ってカーテンまで移動したり、毎日全部の部屋のカーテンを開け閉めするとなると意外と面倒なんですよね。
そんなカーテンですが、専用の装置を取り付けることで自動で開閉できるようになります。
カーテンを自動化すると、次のようなメリットが得られます。
- 寝たままでもスマホで遠隔から開閉できる
- 毎朝6時にカーテンを自動で開けて快適に目覚められる
- 「カーテンを開けて」と言うだけで開閉できる
スマートカーテン製品
今あるカーテンを簡単に自動化するには、スマートカーテンのデバイスが必要です。
ですが、このスマートカーテンデバイス 意外と種類が多くてどれを買えばいいのか判断が難しいです。
そこで!日本で発売されているスマートカーテンデバイスに絞ってご紹介していきます。
日本人が起業したROBIT社が提供する国産の製品です。
2016年にmornin’ plusの先駆けとなるmorninを発売し、いち早くカーテン自動化という価値観を世に知らしめました。
SwitchBot社が提供するスマートデバイスの一つとしてスマートカーテンが発売されています。
SwitchBotハブと連携していろいろな条件で作動させることができます。
+Style社がBBソフトサービス社と経営統合して提供している製品です。
他2つに比べて後発ですが、遜色なく使うことができます。
各種機能の比較
ここからは、mornin’ plus, SwitchBot, +Styleそれぞれのスマートカーテンを比較・紹介していきます。
項目 | mornin’ plus | SwitchBot | +Style |
値段(2023年12月時点) | 7,600円 | 9,980円 | 6,980円 |
対応するカーテンの種類 | |||
スマホでのリモコン操作 | |||
スケジュール設定 | |||
静音性 | |||
手動での開閉 | |||
バッテリーの持続性 | |||
スマートホームとの連携 |
スマートカーテンのデバイスは、カーテンレールに取り付ける必要があります。
なので、カーテンのレールに対応したデバイスを選ぶことが非常に重要です!
カーテンレールは大きく分けて【機能性レール】と【装飾性レール】の2つに分けられます。
機能性レールはその名の通り機能に特化したレールです。
大きく分けて吊り下げるタイプと、挟み込むタイプの2種類があります。
こちらは吊り下げるタイプで、形によってU型や角型と呼ばれます。
こちらは挟み込むタイプで、横から見るとエのように見えるためI型と呼ばれます。
装飾性レールは見た目のキレイさを重視したレールです。
写真のようにポールにリングが通っているもの(ドレープカーテン)が多いですが、以下のような種類があります。
- ドレープカーテン
- グロメットトップカーテン
- タブトップカーテン
- バックタブトップカーテン
各種カーテンへのスマートカーテンデバイス取り付け可否について下表にまとめました。
カーテンレールの種類 | mornin’ plus | SwitchBot (U型/角型タイプ) | SwitchBot (ポールタイプ) | +Style |
機能性レール (U型/角型) | ||||
機能性レール ( エ型) | ||||
装飾性レール (ドレープカーテン) | ||||
装飾性レール (ドレープカーテン以外) |
mornin’ plusはU型/角型にしか対応していませんが、ワンタッチで簡単に取り付けられるメリットがあります。
これは特許取得済みで他社にはない機能なので、取り付けを簡単にしたいという方にオススメです。
SwitchiBotは「角型/U型タイプ」と「ポールタイプ」の2種類が発売されています。
ポールタイプはさまざまな装飾性レールに対応できるアイテムが豊富です。
なので、ドレープカーテンはもちろんそれ以外の装飾性レールでもうまく作動させることができます。
また、伸縮式ポールでは境目の段差を超えられないことがありますが、その段差を緩やかにするパーツも入っています。
※左から時計回りに、(バック)タブトップカーテン用のクリップ、伸縮式ポールの段差補正パーツ、グロメットトップカーテンの補強パーツ
多くのカーテンに対応できるので、装飾性レールを使っている人はSwitchBotのポールタイプがオススメです。
(2024/04/07追記:上記画像はSwitchBotカーテン2のものです。最新のSwitchBotカーテン3の内容物は公式サイトをご確認ください)
+Styleは機能性レールにも装飾性レールにも対応しており、カーテンを買い替えたり引っ越したりする可能性がある人はこちらがオススメです。
画像のアタッチメントが左から順に、装飾性レール(ドレープカーテン)、機能性レール(エ型)、機能性レール(U型/角型)に対応しています。
ただし、SwitchBotのように装飾性レール用のアイテムが豊富ではないのでドレープカーテン以外は動きにくい可能性があります。
「スマートカーテンの開閉音ってうるさくないの?」
という疑問にお答えして、実際に使ってみての静音性を比較しました(それぞれ最も音が出にくい設定で使用)。
その結果がこちら
うるさい:SwitchBot ≧ +Style ≧ mornin’ plus:静か
SwitchBotはキッチンの強めの換気扇、mornin’ plusは24時間稼働の換気扇くらいの音が出ます。
SwitchBotはパワーがあって動作が早いですが、その分うるさめに感じました(静音モードもありますがあまり変わらず)。
mornin’ plusは設定を変えることでゆっくり開けることができますが、それでもある程度の音がでます。
慣れればあまり気にならないですが、敏感な方は要注意です。
いくらアプリや声でカーテンを操作できるとはいっても、時には手動でカーテンを開けたくなることがあります。
mornin’ plusは付けたままでも、付けていない時と同様に手動での開閉が可能です。
一方、SwitchBotと+Styleにはタッチ&ゴーという機能が付いています。
タッチ&ゴーは、カーテンを少し引けばあとは自動で所定の位置まで開け閉めしてくれる機能です。
SwitchBot限定ですが、両開きに設定している場合どちらか片方だけでも引けば両方同時に開閉してくれます。
+Styleは実際試してみても反応しないことが多かったので少し評価を下げています。
しっかりとデバイスが動くくらいカーテンを引けば+Styleも反応してくれました。
ふとカーテンを開けたくなった時など、地味にうれしい機能です。
オススメのスマートカーテンを紹介
ここまでで各種スマートカーテンの機能を比較してきました。
ここからはどのスマートカーテンが、どういった人にオススメかをお伝えしたいと思います。
上から順に重要度が高いので、順に読んでいくと判断しやすいです。
それは、カーテンレールの種類を確認することです。
設置したいカーテンレールの種類を見て、対応していないデバイスは候補から外してください。
「対応するカーテンの種類」で取り上げた比較表をもう一度掲載します。
カーテンレールの種類 | mornin’ plus | SwitchBot (U型/角型タイプ) | SwitchBot (ポールタイプ) | +Style |
機能性レール (U型/角型) | ||||
機能性レール ( エ型) | ||||
装飾性レール (ドレープカーテン) | ||||
装飾性レール (ドレープカーテン以外) |
スマートカーテンごとに信号をやり取りするスマートリモコンが必要になります。
mornin’ plus >> Nature Remo 3(3以外のminiやnanoは対応していないので要注意です)
SwitchBot >> SwitchBotハブ
+Style >> +Style WiFi 接続ユニット
いずれかの機器を持っていて買い足したくない!
という人はそれぞれに合ったデバイスを選んでください。
これからスマートリモコンを買う予定という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
どのスマートリモコンでどういった操作ができるかをまとめています。
スマートリモコンで何ができるの?Nature RemoとSwitchBot両方試した筆者が比較・解説
【mornin’ plus】がオススメ!
なによりもワンタッチで設置できるストレスのなさと、アプリの見やすさがポイントです。
【SwitchBot】がオススメ!
機能が充実しており、紹介した中では一番スムーズに動く点がポイントです。
開くスピードも速いのでストレスなく使えます。
【SwitchBot】がオススメ!
SwitchBotのタッチ&ゴーは一度使うとその快適さを忘れられません。
日々の小さな時短に貢献してくれること間違いなしです。
【+Style】がオススメ!
なんといっても色んなカーテンレールに対応できるアタッチメントを同封されていることがポイント。
これさえあればほとんどのカーテンレールで使うことができるので買い替える必要がありません。
【+Style】がオススメ!
スマートカーテンでカーテンを開けきったままにすると、カーテンランナーがぎゅっと圧迫された状態になってしまいます。
しかし、+Styleではカーテンを開けきった後に少しだけ逆方向に動く機能が付いています。
これによってカーテンランナーが圧迫状態から解放されるので、かかる負荷を軽減することができます。
気の利いた地味にうれしい機能ですね
スマートカーテンの比較まとめ
いかがでしたでしょうか
この記事では3種類のスマートカーテンについて体験も踏まえ比較とオススメをまとめました。
ぜひあなたにピッタリのデバイスを見つけて、生活をより豊かにしてください。
mornin’ plusは、カーテンレールの自動昇降機能があり、カーテンの開け閉めの時間に加えて、カーテンレールを自動昇降させる時間も追加にはなりますが、手動で開け閉めできる状態にすることもできますよ。
あむろさん、コメントありがとうございます。
いただいた情報をもとに確認し、記載内容を更新しました。